古野のブログ

データアナリストの専門家「パーソネルアナリスト」について

2017.06.27

やっと時代が追い付いてきたと言えば、少しおこがましいかもしれません。
今日は、我々のこれまでの歩みを少し紹介させていただきます。

1994年に我々は創業をしました。
その頃の人事は、現場に近い労政業務を通じて自分で集めた人情報(何年入社、誰と同期同郷、家族構成や趣味)とかを頭の中にしまいこんで、勘ピューターならぬ、経験と勘とで意思決定を支えてきた時代でした。
94年夏、神戸に本社がある大手流通組織のトップと面談をした際、人事部長が同席されていました。FFSデータ話をすると、人事部長はいみじくも「私の頭の中に6000名の人事情報が入っているから大丈夫です」と述べられたのです。
トップは、「だから心配なんだよ」と口を挟まれましたが、人事部長は、「私は大丈夫です」と我々に早く帰って欲しいような顔色で話をされました。
その半年後、阪神淡路大震災が発生しました。その会社は神戸に本社があり、壊滅的な被害に見舞われました。コンピュータに入ってなかったデータも数多く、職員の安否を確認するのに、他社よりも多くの時間を費やしたのです。

「一人の経験や知恵、アナログな情報に頼るのではなく、客観的な数字で組織や人事を語らないと、本当に生産性の高い組織、将来に渡り成長できる組織は作れない」そんな思いで、事業を展開してきました。
当時、FFS理論を紹介するセミナーを月一回定期的に開催していました。毎回十数名の方に集まって聞いていただきましたが、帰り際に皆さんがおっしゃるのは「いい話を聞かせてもらった。それは未来の話だよね。当面は、うちは出来ないね」

1990年代半ば、一部の問題意識のある方を除いて、本気で「数値で組織や人」を考えようとする方々は皆無に近かったのです。

我々は創業時から「これからは会計監査やシステム監査のように、組織や人事も数値で監査しなければならない時代が来る」「そのための準備として、標準化と人材育成が必要だ」「それを公認していく団体を設立したい」ということで、当時の労働省(現 厚生労働省)に働きかけて、組織人事監査協会を1994年に設立し、標準化と資格認定制度を構築してきました。一般社団法人組織人事監査協会
資格名は、「パーソネルアナリスト資格」で獲得された技能の差で1級、2級、3級とわけています。
初めて資格認定講座を開催したのは1994年4月でした。それから、丸23年。これまでに受講された方は総勢で937名となります。資格認定では、現場で実務が出来るレベルとして2級認定にしていますが、過去450名の方が合格されています。去年から2級資格は更新制度に変えたこともあり、112名の方が更新されました。

資格取得をされた方のほとんどが企業内で、自社の組織の人材の分析、チーム編成や異動、マッチングの相談、個別のフィードバックやキャリア相談で活躍されています。その活動の中から、様々な事例も報告していただき、皆さんと共有しながら、さらに運用方法をブラッシュアップしているのが現状です。

最近、データアナリストと呼ばれる方々が、誌面やカンファレンスに登場されるようになってきました。頼もしい限りと感じています。「組織や人をデータで分析し、より効果的なアドバイスが出来る」という仕事が一般的に認知されたというであり、またビジネスとしても成り立つという意味もあるでしょうから。

お互い主に活用するデータ収集や分析のアプローチは違うのでしょうが、世の中に役立つ知見であれば、一緒に盛り上げて、経営者や人事の方々に有効な示唆を与えられるようになりたいと思います。
是非とも、情報交換をしていきたいところです。

株式会社ヒューマンロジック研究所 代表取締役

古野 俊幸(ふるの・としゆき)

関西大学経済学部卒。
新聞社、フリーのジャーナリストなどを経て、1994年、FFS理論を活用した最適組織編成・開発支援のコンサルティング会社・CDIヒューマンロジックを設立。
CDIヒューマンロジックのホールディングカンパニーとして、1997年に株式会社イン タービジョンを設立し取締役に就任。2004年4月からインタービジョンの代表取締役に就任。その後、社名変更を経て、現職。
現在まで約600社以上の組織・人材の活性化支援をおこなっている。チーム分析及びチーム編成に携わったのは,40万人、約60,000チームであり、チームビルディング、チーム編成の第一人者である。

A 14  B 10  C 15  D 17  E 4

使命感、決断力をもって、有事に変革を推し進めることを得意とする。組織先導型。

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