古野のブログ

リーダーを評価するのは歴史だけ

2019.02.28

「リーダーとは」を入力してwebで探すといろいろと出てきました。「4つの条件」や「10項目」等々。『えっ、そんなに条件多いの?』と思えるところは、教育会社やコンサルティング会社が自社の営業のために、つらつらと書いている感じです。育成可能のような、不可能なような…。

さて、「リーダー」を一言でいうならば、『未来に向けた意思決定をする人』でしょう。まあ「方向性を示す」とかありますが、それはメンバーやフォロワーたち、世の中の人々が迷わないように「決めてあげる」ことなんです。くどいですが「決める」ことなんです。

だから、事業をしているケースなら「今期、来期は厳しいけれど、未来の世の中のため、会社の利益になる道を選択する」ということなんです。
メンバーは、その決断に従う(短期的には自分たちも待遇も厳しい)のですから、そこには「信頼する関係」が築かれていなければなりません。信頼できないリーダーが『未来は明るいから、今は我慢してくれ』と言っても、誰も付いていかないでしょう。「高い報酬を払うよ」と甘い言葉で誘うのと訳が違いますからね。

誰も付いていかなければ、事業は展開出来ずに終わり。仲間が付いて来てくれたリーダーだけが成功する可能性を残しています。だからと言って、全てのリーダーが成功しているとは言えません。結果的にはその中の一部が成功しているのです。
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これまで出会った創業経営者は数百人を超えます。その中でまさに「未来の意思決定」をした人がいます。
サービス業の創業者です。創業段階でまだ一店舗しかない状態でしたが、セントラル工場を作り多店舗展開の準備をしていました。その後、まだ数十拠点しかないにも関わらず、数百拠点を前提とした物流システムやセントラル工場を自社で全て賄う意思決定をして投資してきました。当然銀行からの借り入れです。その結果、有利子負債が多く、当時の企業評価はかなり低かったのです。また、人材採用・育成にもかなり力を入れて投資してきました。
その意思決定としての「先行投資」があったからこそ、今では同業他社と比較して収益性が高い企業になっています。

ということは、リーダーとしての評価は、「良い意思決定をした。皆信じて付いてきた」という意味で、未来で確定されるのです。
政治であれば、直近の世論ではなく、未来の社会(今の子供たち)にとって良くなる国作りです。その評価は歴史が雄弁に語ってくれるでしょう。

今自分で「俺は優秀だ」というリーダーは、どうなんでしょうか?
単なる「人気集め」に終始している〝可哀そうな道化師〟に見えるのは、僕だけでしょうか。

株式会社ヒューマンロジック研究所 代表取締役

古野 俊幸(ふるの・としゆき)

関西大学経済学部卒。
新聞社、フリーのジャーナリストなどを経て、1994年、FFS理論を活用した最適組織編成・開発支援のコンサルティング会社・CDIヒューマンロジックを設立。
CDIヒューマンロジックのホールディングカンパニーとして、1997年に株式会社イン タービジョンを設立し取締役に就任。2004年4月からインタービジョンの代表取締役に就任。その後、社名変更を経て、現職。
現在まで約600社以上の組織・人材の活性化支援をおこなっている。チーム分析及びチーム編成に携わったのは,40万人、約60,000チームであり、チームビルディング、チーム編成の第一人者である。

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使命感、決断力をもって、有事に変革を推し進めることを得意とする。組織先導型。

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